越後人の忍耐力

2月17日の日本経済新聞40面の交遊抄というコーナーに「越後人の忍耐力」という記事があり、目に留まりました。
リコーの社長である近藤史朗さんという人が書いたものですが、「私たちは新潟県立柏崎高校を卒業し…。」と書かれていてビックリしました。
私の母校であるからです。
それも全国版の記事でしたから。
柏高(はっこう)という響きにも懐かしさを感じました。


自分で言うのも何ですが、中学時代までは、成績は良い方でした。
高校入試用のテストを受けると80人中4位くらいでした。
しかし、さすがに高校に行くと優秀な奴が多くて圧倒されました。
せいぜい努力しても真ん中から少し上程度でしたから。
少しでも気を抜くと、下から数えた方が早かったですし。
運動もダメだし、何をやらせてもダメで自信を喪失していたものです。
世の中は、優秀な奴が多いものだと思ったものですよ。
特にこの高校は体育が厳しくて、体育のある日は学校に行くのも嫌でした。


私は、文武両道を標榜する柏崎高校には、完全に馴染むことができないまま、3年を終わったというのが今の印象です。
そんなことですから、部活にも入らず、特に打ち込むこともなく、まさに暗い暗黒の時代でした。


しかし、まぁ、こうして高校の先輩方が様々な面で活躍されているのは誇りにも思いますし、自分も負けてられないという思いにもなります。
自分もそういう柏崎高校を卒業したことを密かに誇りに思いますし、暗い高校時代であったとしても、その3年間があったからこそ、今の自分があるのだと思います。