動かざること山の如し

早朝、携帯を見ると1ドル91円台まで円高が進んでいました。
何事かと思いましたが、イタリアの総選挙の結果が影響したようです。
こういう時は、落ち着いて対応するべきです。
まず、大切なのは、基本的な円安の流れが今後も継続するかどうかということです。
先のことは誰にも分かりませんが、周辺の状況と自分の投資経験からして、今後も円安の流れは継続すると判断しています。
武田信玄風林火山に例えるなら「動かざること山の如し」であります。
依然として米ドルを100枚保有しています。
1円動くだけで100万円の変動ですから大きいものです。
しかし、1,000万円の含み益が900万円になるのと、0円の含み益が▲100万円になるのでは同じ100万円でも精神的影響は全く違います。
もちろん、後者のダメージの方が大きいです。
従って大切なのは、いかに損益分岐点を低いままで抑えるかということです。
今の損益分岐点は84円台ですので放っておけば良いと判断しました。


・イタリアショックで一転、円高と世界同時株安に
25日まで右肩上がりで来た東京市場の株価。26日は一転、260円を超える値下がりとなりました。さらに、アメリカや中国でも株価は下落。ここまで順風だったアベノミクスに冷や水を浴びせたのは、イタリアの総選挙です。「反緊縮財政」を掲げるベルルスコーニ前首相の政党などが躍進したことで、ヨーロッパの債務危機への不安が再燃しています。

 25日は270円を超える大幅な値上がりとなった平均株価。しかし、26日は一転して、ほぼ全面安となり、日経平均は大幅な下落となりました。その原因は「イタリアショック」です。

 日銀総裁の人事案から1日。アベノミクスに沸いていた東京市場を株安が襲いました。

 「きょうはだいぶ下がっている」(男性)
 「一気に下がったなと」(男性)

 平均株価は一時、280円を超えて値下がり。終値でも1万1400円を割り込みました。

 株価の下落は日本だけではありません。25日のニューヨーク市場は200ドル以上値下がりし、今年最大の下げ幅を記録。中国やインドのほか、ヨーロッパでも株価は下落し、「世界同時株安」となっています。さらに、大きく動いたのが為替です。

 為替市場で大きな動きがありました。一時、1ドル90円台後半。ニューヨーク市場だけで、一気に3円も円高が進んだことになります。

 25日のニューヨーク外国為替市場では一時、1ドル=90円台まで円が急騰。東京市場でも、25日より2円以上高い1ドル=91円台半ばまで円高が進みました。さらに、対ユーロでも1ユーロ=119円台後半と、4円以上円高に振れました。

 イタリアの選挙結果を受け、ヨーロッパの債務危機への不安が再燃、比較的、安全とされる円が買われたためです。(26日21:10)
(TBS系(JNN) 2月26日(火)23時54分配信より引用)