成長株と成熟株

個人投資家にとって、銘柄選びは最も頭を悩ます問題ですね。
成長株が良いか、低PER銘柄が良いのか、それとも出来高が多い銘柄か…。
あ〜、判断材料は多いですよね。

その中から成長株と成熟株について、テーマを絞って考えてみました。

自分の保有してた銘柄の中から、プロデュースとコロナから。
まず、成長株の代表としてプロデュースに登場してもらいましょう。
プロデュースについては、ヤフーの企業情報によると「電極塗布装置と計測装置が柱。独自技術による製造工程革新を標榜。搬送制御技術も得意」とあります。毎年売り上げ高も大きく伸ばしている会社で、今後の成長株と期待できるでしょう。しかし、公募増資や売出しを発表してから、株価が大きく下がっています。1株あたりの株価価値が下がるためです。まぁ、こういう成長していく段階として、当然資金が必要なわけですから、公募増資などをして市場から資金を調達するわけです。迷惑をこうむるのは、今まで保有してた個人株主です。確かに、長期保有してれば更に大きな上昇が期待できるかもしれませんが、しばらくは軟調な値動きが続くでしょう。これに我慢できるかがポイントでしょうね。

それに対して、成熟株の代表としてコロナを。同じくヤフーの企業情報によると「石油暖房機器、空調、温水機器が主力。ヒートポンプ式給湯器「エコキュート」を強化」とあります。まぁ、ファンヒーターからエコキュートに軸を移していくのでしょうけど、どちらかというと成熟株と言えましょう。中でも注目点は剰余金が400億円以上もある点です。それで無借金。したがって、公募増資などで資金を無理やり調達する必要がありません。それから成熟株ですので、市場は今後の成長をあまり期待しておらず、株価は割安に放置されてます。
こういう成熟株で、剰余金が潤沢にあり、毎年きちんと利益を出している会社なんかが狙いなのでは。その上、自社株購入を発表してから、株価が底堅くなってきました。
成長株の場合は、公募増資という波乱や、成長期待がなくなったときの下落は激しいものになります。
まぁ、一番かっこいいのは、成長株に投資してそれが10倍やら100倍になることなのでしょうけど、成熟株が割安に放置されているうちに買っておいて、じっくり保有するのも良いのでは。