売買なし。
今日は非常に興味深い情報を提供します。
ある雑誌(冊子?)から入手した情報ですが、私たちが加入している被用者年金(厚生年金等)の運用がどのように行われているか。
自分の掛けている年金がどのように運用されているのか、興味あるでしょ。
では、貴重な情報をどうぞご覧あれ(笑)。
グラフは厚生年金の運用状況。
数値は、H17年度末の簿価であります。
・厚生年金
簿価132.4兆円
運用の目的、専ら被保険者の利益のために、安全かつ効率的に行う。
予定運用利回り 年3.37%
ポートフォリオ 国内債券 67%
国内株式 11%
外国債券 8%
外国株式 9%
短期資産 5%
・共済組合(地方公務員)
簿価 38.8兆円
運用の目的、組合員の福祉の増進又は地方公共団体の行政の目的の実現に資するように、安全かつ効率的に行う。
予定運用利回り 年3.21%
ポートフォリオ 国内債券 64%
国内株式 14%
外国債券 10%
外国株式 11%
短期資産 1%
・共済組合(国家公務員)
簿価 8.8兆円
運用の目的、事業の目的及び資金の性質に応じ、安全かつ効率的に行う。
予定運用利回り 年2.5%
ポートフォリオ 国内債券 78%
国内株式 5%
外国債券 0%
外国株式 5%
貸付金 6%
不動産 3%
短期資産 3%
・私立学校教職員共済
簿価 3.3兆円
運用の目的、安全かつ効率的に行う。(私立学校教育の振興)
予定運用利回り 年2.1%
ポートフォリオ 国内債券 53%
国内株式 6%
外国債券 6%
外国株式 6%
貸付金 24%
短期資産 5%
という具合になっています。全てにわたり、国内債券つまり日本国債が中心となっています。あ〜、悲しきことにインフレに弱い構造。また、運用が下手くそなんだわ(笑)。「安全かつ効率的に…」とは標榜しているものの債券が安全というのは幻想に過ぎず、過去の運用成績を見れば国債は大した成績を上げてはいない。一番、安全かつ効率的に運用できるのは株式なんですけどね。安くなった時に、ごっそり買う。年金という公的性格から、トヨタなどの国際優良株や配当の高い電力株、または潰れる事のないTOPIXファンドで運用する。そうすれば、長期的には素晴らしい運用成績が残せると思うのだが…。私ならそう運用する。