債券と金利の関係

売買なし。
って言うか、長期派なので売買なしが当たり前なのですが(笑)。


今日は、債券と金利の関係について。
私は今まで債券価格と金利の関係について理解してなかったのですが、勉強したら分かりました。

例えば、額面100円、金利5%の債券があったとして、
債券価格が上昇して105円になれば、金利は4.76%に低下。
債券価格が下落して 95円になれば、金利は5.26%に上昇。
こういうことですよね。
債券価格が上昇しても下落しても、払わなければならない利払いは変わりませんからね。
満期まで持ってれば関係ありませんが、途中で売却する時や、評価する時に関係してくるわけですよね。

こう考えると、銀行やら生保やら機関投資家国債を大量に保有しているということで、今後どうするつもりなのかと思っちゃいます。
つまり、これ以上金利は下げられませんから、後は上昇するしかないので、債券価格は下落します。
これ大変なことになるんじゃないの。

まぁ、私の場合、インフレに強い資産構造になってますから、「早くインフレになれー」って感じですけどね(笑)。

それから日本人って面白いもので、普段は政治家や官僚を批判しているくせに、景気が悪くなると「景気対策やってくれー」と言う。
こんなの政府が景気対策したって4兆円とかそのくらいでしょ。
国民の金融資産が1400兆円あって、そのうち預貯金が6割くらいの800兆くらいですから、国民がそのうちの1割でも株を買ったら、それだけでも80兆円の景気対策になります。
これなら民間主導の景気対策となるのにねぇ。
景気は回復して欲しい、でも株を買うのは嫌だというなら、これは虫が良すぎるのではないか。

今日は債券と金利の関係について、自分でも復習するつもりで書きましたが、今の経済状態、財政状態で国債を買うなんてどういう神経してるのかと私は思う。
そんな運用しているところに自分の大切なお金を託すことなんかできっこない。