部活

中学校の時は、野球部でした。
特に1年の時の先生が印象的でした。
若くて血気盛んな先生だったのですが、私はどうもこういう体育会系のやり方が理解できず95日間部活動への参加を拒否しました。
いわばストライキをしたようなものです。
とにかく辛い事、キツイ事ばかりをさせるのです。
例えば10対5で試合に負ければ、10−5で5週もグラウンドを走らされるのです。
そんなことするより、バッティングや守備などの技術を磨く方に力を入れろっての。
あと、夏休みに熱い中、1日練習というのがありました。
大体、中学校の部活なんてものは午前だけとか午後だけなんですが、1日中練習させられるんです。
当時は、水を飲むのは甘ってれてるからだという理由で水分補給は許されない時代でしたが、よく死者や熱中症者が出なかったものです。
それで、大会前には次のようなことをいいました。
「お前たちは新潟県中で一番キツくて辛い練習をしている。だから勝てる。」と。
アホか、これは太平洋戦争の時に「日本人には大和魂があるから勝てる。」と言っていた精神論と同じです。
結局試合では、予想通り1回戦でズタボロに負けましたがね。
新潟県で一番キツイ練習をしているくせに、一番弱い。
で、3年生の最後の試合も予定通り1回戦で負けました。
普通、部活で負けると悔し涙を流す人が多いですけど、私たちの時には1人も泣く人はいませんでしたね。
私なんか、嬉しくて仕方なかったですもの。
「ようやくこのアホな活動から抜け出せ、受験勉強ができると…。」
総括すると、部活は決して楽しいものではなかったし、もう2度と経験しなくていいものだということです。
部活から学んだことといえば、やはり決して精神論では勝てない。
そして、体育会系というものはどうも私には理解できないということである。
高校に入学すると、中学時代に野球部に所属していたということで勧誘がありました。
もちろん断りました。
もう、こんな体育会系の無意味な仲間になるのは御免だし、そもそも高校野球の硬い硬球が体に当たったら痛いじゃないですか。
耐えられませんよ。
まぁ、今となっては笑いながら振り返れる懐かしき思い出ですがね。