われ敗れたり

コンピュータ将棋ソフトと対戦して敗れた米長邦雄さんが書いた「われ敗れたり」という本を読みました。

自分もコンピュータ将棋ソフトと対戦していて分かりますが、詰みという一つの答えがある場合、コンピュータは最高に力を発揮します。
ですから、終盤になるとコンピュータが強いです。
人間としては、序盤から中盤にかけいかに有利に進行するかというのが最大の勝負のポイントになってくると思います。


米長さんの本は何冊か読んでいますが、「共に勝つ」だとか素晴らしい言葉がいくつもあります。
「相手よりも自分のほうが弱いと認めたうえで作戦を立てなければなりません。」という謙虚な言葉には、これからの人生においてどんなことにチャレンジしていくうえでも心に留めておくべき言葉であると感じました。

われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る

われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る