矢田城

3つ目に訪れた城は、柏崎市の矢田城。
北条高広の家臣(家老)である石口広宗の城だということです。
っても、石口さんは初めて聞いた名前です。
ちなみに北条高広ってのは、天地人でも登場しております。


あまり整備されていないだろうと思いながら訪ねましたが、そうではありませんでした。
これぞ地域の人達の手造りの城といった感じで、地元の人達が矢田城を大切にしているということが伝わってきました。案内板は、紙を画鋲で留めた程度です。
登山道の案内板は、まさに紙で張っただけであり剥がれかかっています。
本丸まで、多少歩きますが、良い眺めです。
柏崎原発から延びる鉄塔がずらっと並んでおりますな。
本丸には、小学生が書いたのか天守閣の絵と、矢田城の簡単な説明がありました。
まぁ、立派な天守閣の絵ですけど、こんな天守閣があったはずはありません。
掘っ建て小屋があったにすぎないのでしょう。


何箇所かマイナーな城を訪ねて感じたのは、地元の人達の力が重要だということ。
地元の城を守っていこうという力が大きい城は、こちらにも温かみが伝わってきます。
こういうのを守っていくNPOとか、そういう役割が今後重要になってくると思います。
投資で大きくなりすぎたお金は、こういう文化を守る分野に使ってみたいとも考えています。