樺沢城

南魚沼市の樺沢城へ(5月10日)。
上越国際スキー場のすぐ近くにあります。
パンフレットをもらいましたが、
上杉景勝公生誕の地」
御館の乱 上田口攻防の拠点」
ということで、地元の人達も力を入れています。
空堀」などといった解説板が多くあり、分かりやすく整備されています。
本丸跡の頂上までは、30分位で登ることができます。
まぁ、30分歩くということは、それなりの運動になりますから、一応気合を入れて登城されたし。
また、本丸の裏側には竪堀とか、崖のような堀もあるので、興味のある方は行ってみては。
確かに、この堀を越えて攻めるのは、なかなか困難ですな。
なお、竪堀の奥の方は行き止まりになっているので注意してくだされ。


登り口には龍澤寺があり、「上杉景勝公生誕之地」という石碑がありました。
その他にも、
御館の乱 追悼碑」
仙桃院お花畑」
「包衣塚」
など、楽しめる要素がたくさんあります。


一時期、小田原の北条氏に占領されたこともありましたが、北条高広や河田重親を配置させ、北条軍本隊は雪のため引き返しました。
北条(きたじょう)や河田を配置させたことからも、北条軍が本気で駐屯していたとは思えません。本気なら、直系の北条氏照とかを配置したでしょうからね。
ここでも、三国山脈の影響が大きいんですよね。
越後国人からみて、三国山脈から向こうが別世界であるのと同じく、北条軍にとっても越後国の樺沢城を本気で占領する意志は少なかったのでしょうね。
やはり、地形の影響は大きいってことですな。