錯覚

売買なし。



トップカルチャーは5月の月次が発表され、なかなか好調のようです。
でも、ハリポタ効果とかでもっと良いのかと思ってた面もありますけどね。
明日は中間決算発表ということで期待している次第であります。



村上ファンドの記者会見ですけど、見てて面白かったです。
「お金儲けって悪いことですか?」
いや、全然悪くないと思います。
お金を稼いで税金を多く納める何が悪い。
世の中、汗水流して金を稼ぐことだけが素晴らしいように思われてますが、まぁ、そういうのは私の言葉で言わせれば「錯覚」なんですよ。
人間って日々の行動や思考の大部分は錯覚だと思うのです。
株が悪く貯金は良い、コレも錯覚です。
貯金なんて究極の丸投げ出し、利子のつかない貯金なんてぐうたら寝てばかりで働かない人と同じようなものです。
金で物事を解決することは悪いが、腹減ってパンを買って空腹を満たすことは悪くない、コレも錯覚。
まぁ、そんなことで日々の生活の中で錯覚が支配していることって多いと思うのです。
それによって社会の安定が保たれているって要素もあるのですがね。



やはり日本の社会はやりすぎると叩かれる社会なんですよね。



・村上代表逮捕 全面降伏で引退宣言


村上ファンド」のニッポン放送株をめぐるインサイダー取引疑惑で、ライブドアによる買い占め情報を知りながら、公表前に同放送株を取得したとして、東京地検特捜部は5日、証券取引法違反の疑いで、同ファンド代表、村上世彰(よしあき)容疑者(46)を逮捕し、証券取引等監視委員会と合同で、同ファンドの関係会社や幹部宅を家宅捜索した。
 村上容疑者は全面的に容疑を認めており、特捜部は監視委と連携し、全容解明を進める。ライブドア事件を発端に始まった村上ファンドへの捜査は、「モノ言う株主」として知られた同容疑者の逮捕へと発展した。
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 阪神電気鉄道筆頭株主投資ファンド村上ファンド)を率いる村上世彰代表は5日午前、東京証券取引所で記者会見し、阪急ホールディングスによる阪神TOB(株式公開買い付け)に応じ、阪神株を売却すると正式に表明した。これに伴い、阪神への経営参加を求める株主提案も取り下げる。村上代表は「阪急と阪神による私鉄大再編を成功させるため、TOBに応じる」と話した。
 総株数の約47%を握る同ファンドの応諾により、TOBの成立は確実となる。これを受け、阪急は10月1日付で阪神を完全子会社化し、戦後初の大手私鉄同士の再編が実現する。
 村上代表がTOBに応じるのは、ニッポン放送株の売買をめぐる証券取引法違反インサイダー取引)容疑について、「罪を認め、調書にサインした」と述べ、東京地検特捜部の任意聴取で容疑を全面的に認めたため。村上ファンドに投資する機関投資家が資金引き揚げを検討していることから、利益確定を急いだとみられる。
 応募株数については、「阪急によるTOBが成立するよう臨機応変に売るようにしたい」と話し、TOBの成立要件となる総株数の45%程度の水準になるとの考えを示した。今後、公開買い付け代理人大和証券SMBCと調整を進める。
 また、村上代表は、一切の投資活動から引退する考えも明らかにした。自身が率いる投資ファンド代表も辞任する。インサイダー取引容疑を認めたために、「わたしがこの世界にいるのはおかしい。きょうをもってこの世界から身を引く」と述べた。
 ≪ファンド消滅も≫
 今後のファンド運営については、「引き続きファンドへの資金拠出を希望する出資者もいる」と話した上で、「(ファンド運営を)引き継ぎたいとの意思を示す社員もおり、継続されるのではないか」との見解を示した。阪神電気鉄道株のTOBへの応諾により500億円近い利益が見込めるため、「ファンドの出資者に迷惑を掛けることはない」とした。
 ただ、「1000億円程度は規模が縮小されることになる」と話し、今後、海外投資家から資金引き揚げの動きが出る可能性を示唆した。
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 【村上代表 会見語録】
▽…証券取引法という憲法を犯した
 結果的にライブドアによるニッポン放送株の取得を聞いてしまった。プロの中のプロとして過ちを犯した。
▽…嫌われたのはもうけすぎたから
 もうけようと思ったのではない。上場企業のあるべき姿を追求しただけ。日本は頑張る人を応援しない国だ。
▽…(星野仙一氏の)「天罰下れ」はいかん
 青少年を育てる元野球選手が使っちゃいかん言葉だ。その批判はおかしい。だけど、私が嫌われてきたのかなと思う。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 6月6日8時57分更新