長男教

弟が4月に結婚しました。
それはめでたい事なんですけど、長男とか次男とかいうレベルで結婚式にだれを呼ぶだとか、後継ぎが何だとか、そういうレベルでしか発想ができない両親の思考回路が理解できない。
一応、私は長男なんですけど、私が結婚した時は、実家の近所の人を集めたり親戚中を集めたりという結婚式でした。
弟の場合、次男だから、そういうことはしないそうです。
どうも理解できない。
そういう父親の発想に疑問を感じない、母親や弟の思考回路も理解できない。
私的には、長男であれ次男であれ、幅広く呼んで結婚式をしてもらいたい。
戦後、家制度というのは廃止されて戸籍も三世代同一戸籍の禁止により親と子でしか戸籍は作成されないのに、いまだに後継ぎがどうだとか、そういうレベルでしか話が進まない。
そもそも後継ぎという概念だって変えていかなきゃならない。
同じ場所に住んで、その家の中にいることだけが後継ぎじゃない。
織田信長のように、居城がどんどん変わって行っても信長は織田家の当主でしょ。
同じですよ。
他の戦国大名が天下をとれなかったのは、同じ場所にとどまっていたからだと思います。
信長の様に発想を変えていかなきゃ。
私らの親世代って、戦前の世代に生まれ育った親に育てられている。
だから、戦後に生まれたとしても家制度の延長線のような教育がされており、長男だから次男だとかいう発想になっているんです。
そのくせ、戦前みたいに子供が七人も八人もいる家庭なんてないくせに、家だ家だと言っている。
そんなに家が大事だったら、子供を七人でも八人でも産んでりゃよかったじゃないかと思うのです。
もう何世代か進んだ将来になれば、こういう旧体制的な考えもなくなっていくんでしょうけどね。
皆さん、家族によって考え方は違うでしょうけど、田舎の人達ってこういう発想なんですよ、いまだに。