1ドル100円を突破

10日の東京外国為替市場で4年1ヶ月ぶりに1ドル101円台まで円安ドル高が進みました。
早朝にたまたまスマートフォンを見たら100円を突破していてビックリしました。
まぁ、ビックリしたといっても想定はしていたことですけどね。
私は4月13日のブログで、「4月中には1ドル100円を突破できるのではないかと予想しております。」と書いたのですが、5月10日に100円突破と相成りました。


ここまで3回ほど100円突破にトライしていましたが、なかなか突破できませんでした。
なかなか突破できない100円を苦しんだ末突破し、その後102円目前まで円安が進んだのは大変意義深いものだと思います。
厚い鉄板を破った分、勢い余って円安が加速したってことですな。


11日の朝刊各紙ですが、やはり円安を大きく伝えています。


読売新聞「円安加速101円台 株1万4600円台回復」
朝日新聞「円安 4年ぶり101円台 東証急騰1万4600円台」
毎日新聞「円安101円台」
日本経済新聞「円安基調 続く公算 一時101円」
新潟日報「円安、一気に101円台後半 東証1万5000円台に迫る」


毎日新聞には、一晩で1000万円の利益を出した個人投資家の記事が出ていましたけど、まぁ、私ですらかなり含み益が出ていますので、それも不可能ではないことだと思います。
問題は今後です。
基本的に円安方向なのでしょう。
苦労の末100円を突破したのですから、今後90円台でドルを購入するのは、なかなか難しいと考えております。
逆に、100円を割り込んだ場面では、絶好の買い場でしょう。


各種新聞を読むと、韓国から円安に対して批判があると書かれていますが、そんなこと気にする必要はありません。
だってこれまで、韓国はウォン安で利益を上げてきた訳ですよ。
なんでウォン安は良くて、円安はいけないのか。
前に麻生財務大臣は「日本は文句を言わなかった。」と言っておりましたが、まさにその通りですよ。
別に政府が介入したわけではなく、金融緩和、2%の物価上昇目標を掲げる中で、結果として円安になっているのですから、批判を気にする必要なんてないのです。


これまで円高で散々苦労してきたんだから、今度は少しくらい楽をさせてくれよ。
こーゆうわけです(笑)。


財務省が発表した昨年度の経常黒字が4.3兆円となり、1985年以降で過去最少の黒字幅となったことも円安材料ではあります。


また、株式に資金を移すため、債券が売られ、長期金利は0.7%まで上昇しました。
日本の借金が991兆円となったことも記事にありましたし(2012年度末)。
債券には期待できないと思います。

ここが国としても、ジレンマで、株高は歓迎でも、金利が上がってしまうという難しい問題もあります。
利払いが増えれば、国の財政にも影響を与えてしまいます。
まぁ、日銀が国債をどんどん買うしかないんでしょうなぁ。


ただ、特に私の場合、利益確定したわけではなく、大半は含み益状態ですし、為替の世界なんてどう動くか分かりません。
たまたま増えただけで、あとでトッカーンと減っても意味がありません。
ホリエモンとか、一気に大金持ちになる人はいますが、それを維持していくのは難しい事であります。
私の分析と経験によると、お金は、傲慢な人、努力しない人、欲深い人、短気な人、そして朝寝坊の人を嫌う傾向があるようです。
「金は天下の預かりもの」です。
お金の神様が、お金を託すに相応しくない人物だと判断すれば、すぐに立ち去ってしまうでしょう。


これからも前向きに、そして謙虚に努力と挑戦をしていきたいと思います。
自分のできることはそれだけです。
相場を動かすことなんてできません。
その結果として、利益が出れば良いと思います。
利益が出なければ、それはまだまだ精進が足りないということでしょうから…。


4年ぶりの1ドル101円台を伝える朝刊各紙

米ドル/円(月足)

米ドル/円(週足)

米ドル/円(日足)

FX口座の純資産は2,000万円を突破しました。