搾取

私は、貯金(預金)は嫌いなのでしません。
それは、搾取が多すぎるからです。
どういうことか説明いたしましょう。


私たちが銀行にお金を預けると、銀行は民間に貸し出したり、国債を購入して運用するわけです。
例えば、日本の国債は1.2%程度の金利です。
ちなみに、普通預金金利は0.02%程度です。


つまりは、銀行は1.2%で運用し0.02%分だけ預金者に分配し、残りの1.18%分を儲けとしているわけです。
つまり利益の98%が銀行の利益。
2%が我々の利益となっている訳です。


搾取が大きすぎます。
小さい頃から、「すぐに使わないお金は貯金しておくんだよ。」と教わりました。
その精神は立派だし大切だと今でも思いますが、今の時代、貯金だけしていては
お金は増えません。
貯金でお金持ちになった人って見たことも聞いたこともありません。


逆に考えると銀行としては楽な話です。
日本国債で運用していれば運用益の98%を利益として確保できるのですから。


ってな訳で、貯金は嫌いです。
元本割れはしませんけど、それは見かけ上の元本であり、インフレになれば弱すぎますからね。


今、日銀はお金をジャブジャブに供給しています。
いつインフレになっても不思議ではありません。
ですから、日々の生活で必要なお金は銀行の口座で管理していますが、長期的に使わない資金は投資信託や純金積立にしています。


貯蓄性の保険もそうですが、搾取には充分注意する必要があると思います。