マイクロファイナンスのすすめ

マイクロファイナンスのすすめ」という本を読みました。
マイクロファイナンスについては、前のブログで書いたことがありますが、本格的にマイクロファイナンスとはどういうものか知りたくなったので当著を読んだ次第であります。
また、私が将来、基金や財団を設立する際に参考となる点も多くありました。


「施しや慈善は資金を受ける側に破壊的な効果をもたらすと考える。施しを受けた人間は、自らの生活を良くしようとする意欲とか、病気を治そうとする意欲を失ってしまう。どんな場合でも、施しは金を受け取るものの尊厳や自尊心を奪い、収入を得ようとする意欲を奪うものだ。金をもらう側は受け身になり、社会に出て自活しようとする意欲を失ってしまう。丈夫で健康な貧しい人々は施しなど必要としていない。施しは貧しい人々の問題を本当に解決することにはならず、貧困の問題を無視し、堕落させるだけだ。」という、ノーベル平和賞を得たムハマド・ユヌス氏の言葉は非常に共感できるものがあります。


つまりは、貧困解決に大切なのは、「人々に自分の力で生きる力や手段を持ってもらうことである」という考え方です。


3月1日から、大和マイクロファイナンスファンドの運用が始まります。
中でも、1,000円から投資可能というのは魅力的です。
投資信託の場合、大体1万円からというのが多いですからね。
毎日1,000円ずつ買ってみるのも手かと思います。


マイクロファイナンスというのは、これから発展していく分野だと思いますし、関連著書も少ないのですが、良い部分、悪い部分、共に研究してみたいと考えています。

マイクロファイナンスのすすめ―貧困・格差を変えるビジネスモデル

マイクロファイナンスのすすめ―貧困・格差を変えるビジネスモデル