トップカルチャーの2009年10月期の決算

私が唯一株式保有しているトップカルチャーの2009年10月期の決算が発表されました(12月11日)。
経常利益が前年同月比120.4%の7.32億円となりました。
2010年10月期はアンフォルマを完全子会社化したことで350億円の売上高を見込んでおります。
いずれにせよ、株式は集中投資でトップカルチャーしか保有していません。
個人的に、5年10年保有して一緒に成長していきたい会社だと思ってます。
それは、投資家ですから株価が上昇すれば売却しますが、割安の現在はサポーターとなって応援していく所存であります。




トップカルチャーは買収効果で売り上げ上乗せ、利益も増勢
 トップカルチャーの今2010年10月期は、期初にTSUTAYAのFC11店を買収した効果などにより、売り上げは18.4%増の350億円へ大幅増を見込むが、低迷している販売用CD・DVDについて、前期に続いて不稼働在庫処分などを行うことなどから、営業利益は11.7%増にとどまりそうだ。


 トップカルチャーは11月に、同じTSUTAYAのFC店を運営するアンフォルマを親会社の東京建物から買収。アンフォルマのFC店のうち関西圏の3店を除く、東京東部の11店を引き継いだ。売上高への上乗せ効果は50億円強程度と見られる。さらに、10年10月期は自前の新店2〜4店を計画しているが、現時点で確実な出店は1店(前期実績は新店1店、移転出店1店、大型増床1店)になりそうだ。既存店は販売用CD・DVDが不稼働在庫の処分による売り場縮小で続落するが、注力中の文具の売り場拡大等により、トータルでは前期比横ばいになりそう。


 一方、利益面では、販売用CD・DVD処分費用のほか、新規出店費用などがマイナス要因。アンフォルマ買収ののれん費用も5000万円程度計上されるが、買収による規模拡大に伴い、スケールメリットによる仕入れ原価低減等も期待できるため、営業増益は確保する見込みだ。


 なお、トップカルチャーは中期目標としてグループ100店体制を掲げており、今回の11店買収で77店まで拡大した(うち4店は「古本市場」FC店)。自前での出店では年間数店前後にとどまりそうだが、今後もTSUTAYAのFC店買収を積極的に続けることで、100店体制を早期に目指していくと見られる。
(大滝 俊一)



・10時の注目株=来期は増収増益想定も割り負け感が強い――トップカルチャーを拾う
 新潟県を中心に書店、ソフトレンタル店を展開するトップカルチャー<7640.T>を拾いたい。前週末11日に発表した11年10月期の連結業績予想は、売上高350億円(前期比18.4%増)、営業利益7億7400万円(同11.7%増)の増収増益を目指す。CDやDVDの在庫を圧縮し、空けたスペースに「成長が見込まれる文具や堅調な書籍を展開する」(総務部)方針。低価格を前面に打ち出したレンタル店とは一線を画し、差別化を図っていく。11月2日に、東京都内でTSUTAYA11店舗を展開するアンフォルマを完全子会社化しており、店舗増加による「スケールメリットを生かしたい」(同)としている。
 株価は、足元で350円を挟んで上下20円程度のもみ合いとなっている。来期は増収増益を想定しているがPBRが0.6倍と割安に放置されており、株価の割り負け感が強い。モーニングスターのモメンタムスコアは26.39%で安値圏にある。
 投資期間3カ月、目標株価500円、損切りライン300円。(志正)

 ◎注目株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

[ 株式新聞ニュース/KABDAS−EXPRESS ]
提供:モーニングスター社 (2009-12-15 10:00)