一仕事30年

 一仕事30年。一つの大きな事業を達成するには30年はかかるという意味です。
 ヒントを得たのは、7年位前に田原総一朗さんの「この国の行方」という番組で田中角栄の特集をやった時です。
 角さんが27歳の時(今の私と同じ歳だ)、衆議院選に立候補し、落選した。そして柏崎市内の某神社で悲しみに沈んでいると、見ず知らずのある人が声をかけた。
 「田中さん、このたびは残念でした。ぜひ家に来てお茶でも飲んでください。」と。
すると、その家の主人は、膨大な数の人形のコレクションを見せ、
「田中さん、私はこれを集めるのに30年もかかってます。」というと、
角さんは目を輝かせ「あっ、私もやります。」と言ったという。
確かにその後、30年もかからず総理大臣までなったんだから、凄いことです。
これを見たとき、やっぱ一大事業を成し遂げるのは30年はかかるんだろうなぁと実感したものです。
また、短期に急成長したものは基盤が弱いから短期に崩れるものだと。
ライ○ドアやコ○スンのように・・・。


調子が出てきたので、もう一つ角さんのエピソードを(笑)。
角さんが若い頃、マキコと映画の試写会に行った。
次々に有名人が紹介される中で、角さんの名前は呼ばれない。
マキコ「なぜ、お父さんお名前は呼ばれないの?」
角さん「いずれ、みんなが田中角栄の名前を知る日が来るさ。」
と、答えたというエピソード。
この自信はどこから来るのか・・・。
夢があります。勇気付けられます。
私もやります。