人生に元本保証はない

mirainodaifugoo2007-02-25

日銀の福井総裁が下記の発言をしました。
ズハリ「学問の勧め」ならぬ「投資の勧め」であります。
本当にそう思いますよ。

日本の金融資産1500兆円がもっと有効に使われたら、更に発展した社会が作れるのではと思います。

私は貯金が嫌いです。
なぜって、搾取される部分が多すぎるからです。
記載の円グラフをご覧いただきたい。
100万円預金したとして、仮に銀行側が全額国債で運用したとしませう。
すると、現在国債の利回りは2%くらいですから、2万円の利息が付くはずです。
しかし、預金者が受け取る利息は0.2%ですから、2,000円。
しかも税金が20%引かれてますので、実際手にするのは1,600円であります。
実に90%が銀行側の利益となり、預金者のわずか利益は8%であります。
すごく不利な商品。
これが貯金で大富豪になった人がいない証拠ですわな。

ですから、私の場合、近いうちに使うお金だけ銀行に預けてあります。

ちなみに株式投資なら、手数料が1%程度かかるだけで、利益を出しても損失を出しても投資家の責任ってことになります。
実に自立した世界だと思う。


貯金ってのは、一種の丸投げであります。
お金預けてしまえば、銀行がどのように使うかなんて誰も気にしないでしょう。
株式なら応援したい会社、好きな会社の株を買えば、その会社を応援することも出来ます。
議決権も行使できます。
貯金は、意思なきお金というか、力なきお金というか発言権はありません。


そもそも貯金が安全ということ自体が錯覚なんですよ。
インフレに弱いし。
「人生に元本保証はない」ってのが私の語録なんですがね。
まぁ、人生に元本保証がないからこそ、お金だけには元本保証を求めるのかもしれませんけど…。


・家計のリスクマネーは不十分=福井日銀総裁が「投資の勧め」
2月25日17時0分配信 時事通信

 日銀の福井俊彦総裁は25日、都内で講演し、1500兆円に上る日本の家計の金融資産のうち、株式と投資信託の割合が計約15%にとどまっているとした上で、家計資産には「リスクマネーとして活性化され得る潜在的な力が、まだかなり眠っている可能性がある」と指摘した。さらに、貯蓄率が低下しても、同資産が株式投資などに回って経済が活性化すれば「成長率が高まることも十分にあり得る」と強調した。