田中角栄元首相没後20年

田中角栄さんが死去して今日で20年となります。
亡くなった日、1993年12月16日の事はよく覚えています。
中学2年生でしたが、帰宅すると教育テレビ以外の全テレビが亡くなったことを報道していました。
もちろん、地元の人として、偉い人だという記憶は当時からありましたが、角栄さんが元気で活動していた頃はまだ生まれていなかったのでどれだけ凄い人だったのかという事は分かりませんでした。
なので、無くなった日の報道の仕方を見て、とてつもなく偉大な人だったのだと心に強く残った記憶が今でもあります。
それ以来、田中角栄さんに関する本を集めて、もう100冊くらいになったでしょうか、読んだ本も読んでない本も持っております。


最近、角栄さんに関する面白い本を読みました。
田中角栄に消えた闇ガネ「角円人士が明かした最後の迷宮」』という本です。
他の角栄本の多くは、日本全体の政治的な内容が多いのですが、この本には地元の話が多く登場してきます。
戸次さん、木村さん、鬼山さん、知ってる人ばかりです。
顔もパッと浮かびます。
祖父は結びつきがあった人ばかりです。
我が家に来たことある人もいますし、昔、祖母からよくこの人たちの話を聞かされたこともあります。
こういった人々を取材した本は見たことありませんでしたので、良く調べたものだなぁと思いました。
貴重な歴史の記録が埋もれてしまうのではなく、本という形で出版していただいたのは非常に価値があるものと思います。


やはり、田中角栄さんというのは非常に魅力的な人だと思います。
私も一歩でも近づけるよう頑張りたいと思います。
別に政治家になるという意味ではなく…。


新潟日報朝刊(12月15日)