天才

「天才」という本を読みました。
石原慎太郎さんが、田中角栄に成り代わって一人称で書いたものです。
田中角栄が病気で倒れてからは、推測でしかないわけですが、きっと角さんも本書に書かれているようなことを考えていたのではないかなと思います。
若いころの吃音と、病気で言葉を失ってからの苦悩を関連付けた表現は、実に作家らしく見事なものであると感じました。
反田中の急先鋒であって石原氏ですが、この歳になって田中角栄の凄さが解ったそうです。
遅すぎます、もっと早く気付いてください(笑)。

天才

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