曽地峠周辺散策

柏崎市長岡市の間にある曽地峠周辺を散策しました(5月31日)。
まず、「明治天皇御駐輦記念碑」の確認からです。
国道8号線の赤田トンネルの上にありました。
交通量が多いし、飛ばして来る車が多いです。
その上、トンネル出口であったり、上り坂カーブであったりするので、道路を横断する際は十分注意してください。


車両進入禁止となっている旧道を少し歩くと、立派な記念碑と駐車スペースがありました。
ベンチもありましたし、刈羽平野の景色を楽しむこともできました。
だが、しかしです。
昔の人ならいざ知らず、昭和60年に赤田トンネルができて以降、この石碑を訪れる人の数も少ないと思います。
私も、石碑の存在は知っておりましたが、実際に訪れたのは初めてでした。


記録によると、明治天皇は明治11年9月23日にこの地を通過されたそうです。
この地で御休憩される予定でしたが、風雨で泥道となり休憩せず通り過ぎたそうです。
午後1時半に曽地村で御休憩され、午後3時5分に土合新田で御休憩され、午後5時50分に柏崎に御到着されたとのことです。
やはり記録というのは大切です。


その後、旧道を散策しました。
追い越し禁止のオレンジの中央線をわずかに確認できました。
だいぶ草木が道路に入り込んできています。
道幅は、そんなに狭くはなく、普通車では普通にすれ違うことができそうです。


やはり問題は冬期間なんでしょうね。
ここら辺は積雪が多いでしょうから。
赤田トンネルができるまでは、柏崎と長岡の間の難所でした。


ちなみに、現在では誰しも曽地峠と呼びますが、かつては「弓の返り峠」と呼ばれておりました。
確かにこの地は、刈羽村赤田町方ですし、柏崎市曽地ではありません。
しかし、この峠の手前には曽地村があり、曽地村を通過したことから曽地にある峠ということで曽地峠になったのかもしれません。
柏崎から長岡まで1日で歩くことは可能だと思いますが、ちょうど休憩地点として栄えた時期があったと思います。


あと、どうでもいい話ですが、2014年の冬季オリンピック開催地はロシアのソチですが、ここも曽地(そち)です。
何かイベントでもする機運は高まりませんかねぇ(笑)。


赤田トンネルと赤田大橋



旧道入口



明治天皇御駐輦記念碑