政府・日銀 円売り介入検討

そろっと円売り介入してください(8月3日)。
準備はできております(笑)。


・政府・日銀 円売り介入検討

政府・日銀は2日、急激な円高に対応するため、外国為替市場での円売り介入の検討に入った。円ドル相場は1日のニューヨーク市場で1ドル=76円29銭を付けて過去最高値(76円25銭)に迫り、東日本大震災から立ち直りかけた日本経済に打撃を与えかねないと判断した。日銀も、追加金融緩和の実施に向けた検討を始め、連携して円高阻止に乗り出す構えだ。


 2日の東京外国為替市場の円相場は午後5時現在、1ドル=77円22〜24銭で、前日終値比32銭の円高・ドル安で取引された。米下院で連邦債務の上限引き上げが可決され、一時77円台後半まで下落したが、米経済の先行き不安が解消されていないことから再びドルが売られ、午後は77円台前半で取引された。続くニューヨーク市場も、政府・日銀による介入警戒から1ドル=77円台前半で推移した。だが、政府は今後も急激に円高に振れる恐れがあるとみて、大規模な円売り介入の準備を進めている。


 野田佳彦財務相は同日の閣議後会見で、米欧の通貨当局との協調介入について、「あらゆるところとコミュニケーションを取っている」と述べ、協議を進めていることを示唆した。事実上の容認を取りつけているとみられ、日米欧による協調介入に発展する可能性もある。


 政府・日銀は、米欧の景気失速などを背景に円高が進んだ昨年9月、約6年半ぶりに、過去最大規模の約2兆円の円売り介入を単独で実施した。東日本大震災直後の今年3月18日には日米欧の先進7カ国(G7)が協調介入し、今回行われればこの1年で3度目の介入になる。


 一方、日銀は4、5日に開く金融政策決定会合で、追加金融緩和の是非を議論する。国債社債などを買い取る基金を、現在の40兆円規模から拡大する案が有力で、為替介入と合わせ、円高抑止を狙う。
産経新聞 8月3日(水)7時56分配信より引用