原子力発電所

私の家の近くにも東京電力原子力発電所があります。
今までは原発は賛成の立場でしたが、もう信じられませんね。
放射能が漏れ出すということは、万が一どころか絶対にあってはならないことです。


前に、「2重、3重、いや5重の安全装置があるから大丈夫だ」と東電の広報担当から聞いたことありますが、やっぱ安全でなかったことが、今回の事故で証明されましたな。
確か、その広報担当は、太陽光発電風力発電をバカにしてました。


今回は特別なこと?
バカ言ってはいけません。
こういうことは絶対にあってはならないことです。


確かに日本の技術力は素晴らしいものです。
しかし、その素晴らしい技術をもってしても、原子力発電の運営は難しいことが今回証明されました。


そして、この会社の対応…。
「地域と共に」なんてCMありましたが、とても信じられませんな。


・福島第1原発は「水素爆発」 原子炉に損傷なし 放射性物質は減少
枝野幸男官房長官は12日午後8時半すぎ、首相官邸で会見し、同日午後3時36分に発生した東京電力福島第1原発の1号機の爆発は「水素爆発」との見方を示し、放射性物質も爆発前後で低下していることを明らかにした。

枝野氏は「建屋の壁の崩壊であり、(原子炉が収めてある)格納容器が爆発したものではないと確認した。外部の放射性物質は、爆発前より爆発後の方がむしろ少なくなっている」と述べた。

 また、福島第1原発1号機の現状について「格納容器自体の損傷は認められない」と説明した。枝野氏は、海江田経済産業相東京電力に対して格納容器を海水で満たすよう命じたことも明らかにした。

産経新聞 3月12日(土)20時48分配信より引用


原発3号機も水素爆発、炉心溶融の可能性
東京電力は、14日午前11時ごろ、福島第一原子力発電所3号機で、2回にわたって爆発音が上がったと発表した。

 赤い炎とともに大量の煙が立ち上っており、東電は施設内の作業員を退避させたが、社員、協力会社の従業員ら計11人が負傷した。被曝(ひばく)の程度は不明だが、全員歩行が可能な状態という。経済産業省原子力安全・保安院は、同11時1分、水素爆発が起きたことを確認した。原発の損壊の程度は不明だが、東電は「原子炉格納容器と圧力容器は健全」とみている。同社幹部は「炉心が溶融した可能性がある」と話した。

 3号機は原子炉建屋内に水素ガスがたまり、水素爆発の危険が指摘されていた。既に避難指示が出ている同原発から半径20キロ・メートル以内に残っていた約600人に対しては、緊急措置として屋内にとどまるよう呼びかけた。東電によると、保安院の指示で同原発南側5キロ・メートルの範囲を立ち入り禁止とした。東電によると、爆発が起きた時、地上は無風で、上空は、西もしくは南西へ風が吹いていた。

 1号機でも12日午後3時すぎ、水素爆発が起き、原子炉建屋が骨組みを残して吹き飛んだ。3号機の爆発は、水素爆発特有の白い煙とともに、1号機の時よりも高い灰褐色の煙と炎を伴っており、水素爆発に加えて他の異変が起きた可能性もある。

 東電によると、14日午前1時10分から3時20分まで、原子炉を冷やすための炉内への海水注入を一時中止していた。このため炉内の燃料棒の露出が進み、水蒸気が燃料棒に長時間触れて、水素が大量に発生し、爆発につながった可能性があると見ている。

 3号機近くの中央集中制御室には13〜15人残り、炉内へ冷却水を注入する作業を継続している。格納容器周辺の放射線量に大きな変動はみられない。午前11時30分現在、残存した原子炉内の燃料棒は、上部約1・8メートルが冷却水から露出し、危険な状態が続いている。発電所正門付近の放射線量は1時間あたり50マイクロ・シーベルトで、同44分には20マイクロ・シーベルトに低下した。

読売新聞 3月14日(月)13時20分配信より引用


・2号機燃料棒、一時すべて露出=炉心溶融否定できず―福島第1原発
東京電力は14日午後7時45分、福島第1原発2号機の冷却水が大幅に減少し、約4メートルある燃料棒がすべて露出したと福島県に通報した。核燃料の一部が溶ける炉心溶融も否定できないとしている。
 東電は午後8時ごろから炉内への海水注入を開始。水位が上がり始め、同8時すぎに燃料棒下端から30センチまで上がった。
 同社は同日夕から海水注入の作業を始めていたが、炉内に海水を入れるためのポンプの燃料が切れていたといい、燃料を入れ作業を再開した。 

時事通信 3月14日(月)20時5分配信より引用