トップカルチャーは月次堅調で割安さ見直す相場も


■店舗数減っても売上高が増加

 「蔦屋書店」のトップカルチャー <7640> は2日の大引け後、2月の月次売上げ推移速報を発表。2月の既存店売上高は前年同月の102.3%となり、昨年11月以来3カ月ぶりに増加し、全店は同100.9%となり、昨年10月以来4カ月ぶりの増加となった。2月の全店の店舗数は前期の73店舗に対し71店舗と減少しながら増加となった。

■第1四半期の決算発表は3月10日

 発表では、書籍はコミック、文庫、児童書が大きく伸び、レンタルは邦画・アニメを中心に好調。文具は前年並み。セルDVDはタイトルパワーのある新作に恵まれ、売上高が前年同月比8.6%増(既存店は同9.8%増)と好調。第1四半期決算(11〜1月)の発表は3月10日の予定とした。前10月期末の1株純資産は613円87銭。

 2日の株価は朝方377円(3円高)まで上げたものの、終値は371円(3円安)で小反落。東証1部1674銘柄のうち、値上り銘柄が76(約5%)にとどまる全面安相場の中では底堅いとの見方。1株純資産の半分近い株価(PBR0.6倍)のため、割安感を見直す場面はあるとの見方が出ている。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
8時22分配信 サーチナより引用