鬼ノ城

岡山県総社市の鬼ノ城へ(5月4日)。
「鬼ノ城」と書いて「きのじょう」と読みます。


大和朝廷の時代の城と考えられておりますが、築城者は不明であります。
名前のとおり、まるで鬼が住んでいたかのような不思議な感覚になる城でした。
ってか、城なんでしょうかねぇ、ここは。
しかしまぁ、日本100名城に指定されておりますので、鬼城山ビジターセンターにてスタンプをポチッとな。


交通の便が悪いので、車で行くのがいいでしょうな。
道は舗装されておりますが、狭いです。


ここは、城というより遺跡という感じです。
石垣が多く使われており、日本の城というより、朝鮮の城という感じです。
何となく群馬県太田市金山城を彷彿させます。
また、兵庫県朝来市竹田城に似た感じもします。


一通り見るには2時間ほどかかりますが、見る価値は十分あります。
周りは遊歩道として整備されており、次は何が出てくるのかという冒険気分を味わうこともできます。
眺めが素晴らしいですが、危険な箇所も多くあるので、注意して見学してください。


特に印象に残ったのは「礎石建物跡」であります。
土台の石垣が残っているだけなのですが、この上に食料や武器の貯蔵庫があったと考えられています。
古代、この石垣の上に建物があったことを想像するだけで、歴史ロマンを感じてしまいました。


また、至る所に水門があり、水が豊富な城と感じました。
大和朝廷の時代に、これだけ大規模な城を築くわけですから、相当有力な勢力だったことに違いありません。
これは推測ですが、神殿というか何か祭事が行われていた遺跡ではないかとも考えてしまいました。


鬼ノ城は、あまりにも昔過ぎて、分からないことが多いため、個々人が自由に想像できます。
分からないことが多いからこそ、かえってロマンあふれる城となっているのではないでしょうか。
お天気にも恵まれ、鬼ノ城を満喫できました。




礎石建物跡



敷石


東門跡




パノラマ撮影してみました。