柏崎市にある北条城に行って来ました(10月26日)。
北条と書いて「きたじょう」と読みます。
「ほうじょう」ではありません。
城主としては、北条高広です。
これまた、信長の野望にも登場する有名な武将です。
ただねぇ、粗忽者なんですよ。
武田信玄の誘いにのり、2回も上杉謙信に背きます。
その度に謙信は、北条高広を許しました。
謙信は、この近くにある柏崎市善根(ぜごん)という地に自ら出陣しました。
まぁ、背く方も背く方だけど、許す方もよく許しましたな、それも2回も。
そして北条高広は、上杉謙信死後の御館の乱で上杉景虎側につき敗北します。
この北条高広が味方する側はいつも敗北します。
時勢を見るのが下手くそなんですな。
でも、先祖は大江広元ということで、あの広島県の毛利元就と同じなんです。
ですから、血筋的には良い家系なんです。
まぁ、血筋だけ良くてもダメだってことですわな。
北条高広のうんちくはこの辺にして、身近にあるわりには行った事のない城でした。
と言うのは、案内表示が出てはいるんですけど、紛らわしいのです。
きっとこれは、敵が侵入しにくいようにしているのですな(って、いつの時代か)。
行き着けない私が悪いだけなのですがね(苦笑)。
上り口は何箇所かあるみたいですが、専称寺という寺がありここが入り口になってます。
このような門がありました。
ちなみに、門は閉まったままなので、脇の扉のような入り口から入りました。
そこからまた紛らわしいんです。
寺の境内に墓地があるのですが、案内板がないのです。
コンクリートで歩きやすくなっている所を歩いていくと、城への登山道となっておりました。
まずは、この大きな杉。
近くに北条城主の墓とあります。
緩やかな道で遊歩道として整備されています。
空掘り跡とか、見晴らし台とか看板が出ていて城があった頃を想像させてくれます。
自然を満喫しながら20分くらい歩くと頂上の本丸跡。
いやぁ〜、高さは140mしかないのですけど、凄く良い眺め。
柏崎市内が一望でき、日本海まで見渡せます。
石碑には「北条古城」と書かれております。
思っていたより大きな山城だったようです。
そういう訳で、本日は北条城を攻略せしめたのであります。
運動するには良いコースです。