竹やりの話

祖母が若かった頃、太平洋戦争の時の話です。
戦争も後半になってくると、当時20代前半の祖母も小学校のグラウンドに集められたそうです。
そして、アメリカ軍がパラシュートで降りてきたら竹やりで突くという練習をさせられたそうです。
その時の気持ちを祖母に聞いたら、「飛行機から降りてくる兵隊をこんな竹やりで突くなんか馬鹿げている。こりゃ、日本は勝てるわけないな。」と思っていたそうです。
内心。
勿論、口には出さなかったそうですが。