西武鉄道の個人株主が集団訴訟

売買なし。


本日もトップカルチャーは上昇し、790円(24円高)となった。
完全に上昇トレンドに入ったような感じがします。
出来高も増えてますし、個人の買いだけではないような感じもするのですが…。
また、1部昇格狙いの買いが入っているのでしょうか…。


ジー・モードは明日の決算発表を控え、あまり動きはなく若干の下落にとどまりました。
20万円台を死守したことは大きいのではないでしょうか。


先日のNHKでも西武鉄道の個人株主が集団訴訟をするというニュースが報道されていました(下記記事参照)。
これは私の個人的な考えですが、大企業に対して株の買戻しをするなら、個人の株も買い戻すべきでしょう。また、逆に買い戻さないのならどちらに対しても買い戻さない。
これが正しいと思います。
それから、「鉄道株だから安全だと思って買ったのにだまされた」というのは認められない主張だと思います。例えば、鉄道株だから安全だ、電力株だから安全だというのは、違うと思うのです。鉄道株だって、大きな地震や災害で壊滅的打撃を受けることもあるでしょうし、電力株も原発で大事故が発生する可能性もあるわけです。何が安全で安全でないか、鉄道株だから安全だとは、心の中で思ったとしても、現実は違うこともあるはず。
NHKのテレビに出てたのは、ご老人の方で「孫の分も西武鉄道株を買ったのに…」と話されておりました。心情的には察する面もありますが、株をやっている人間として、また曲がりなりにも法律を勉強した人間としては、安全だと思われている(公共性の高い)株が大きく値下がりした場合だけ保障するというのはできないと考えます。
それでは公正な株式市場としての秩序が保たれなくなりますから。

ただ、40年間もの間、虚偽記載していたということは、非常に問題であり、上場企業として個人株主や企業に多大な迷惑をかけたことに対しては、当然法的に罰せられるべきでしょうし、何らかの保障が認められる可能性もあるでしょうけど…。
特に個人株主ってのは、会社側が開示している情報しか信じるべき情報がないわけですし、当然にその情報が正しいものとして売買するものですから、その情報自体が虚偽であったということは非常に問題であるとも思います。
虚偽記載に関しては何らかの法的処分がなされるでしょうし、そうしなければ株式市場の秩序自体が守れなくなってしまいます。



・堤氏らに3億5000万円請求 西武個人株主ら集団提訴

 西武鉄道有価証券報告書虚偽記載問題で株価が暴落し損害を受けたとして、全国の個人株主211人と2法人が、堤義明前会長ら旧経営陣と西武鉄道、コクドの2社に総額3億5000万円余りの損害賠償を求める訴訟を1日、東京地裁に起こした。
 訴えたのは、虚偽記載の公表前に西武鉄道株を購入していた個人株主ら。最大の損害額は約2000万円。弁護団によると、存続している会社の株価下落の責任を、会社や元幹部らに問う訴訟は初めてという。
 また弁護団は、西武鉄道と、昨年10月までコクド会長でもあった西武鉄道の堤前会長、小柳皓正前社長、戸田博之元社長について証券取引法違反有価証券報告書の虚偽記載)容疑で、東京地検に告発状を提出した。
共同通信) - 2月1日18時18分更新


・西武個人株主、集団提訴へ 弁護団への相談180件

 西武鉄道有価証券報告書の虚偽記載問題で、個人株主の救済を目指す「西武鉄道株主弁護団」(竹橋正明団長)が18日、東京と大阪で電話相談会「西武鉄道株主怒りの110番」を実施した結果、約180件の相談が寄せられた。
 弁護団は来年2月にも、同社役員や堤義明前会長らに損害賠償を求める集団訴訟を起こす方針で、証券取引法違反に基づく告発も検討している。
 弁護団によると、相談は東京が約130件で、大阪が約50件。株主優待制度がある西武鉄道沿線の住民が約半数を占めた。「鉄道株だから安全だと思って買ったのにだまされた」「大企業は株が買い戻しされるのに、個人株主には保証されないのは不公平」などとの苦情や相談が寄せられたという。
共同通信) - 12月19日0時58分更新



・日駐が単独を増額

 日本駐車場開発は1日05年7月期単独業績の上方修正を発表した。親子会社間の契約形態の変更から、経常利益は6600万円上乗せの7億1800万円になる見通し。売上高は6億3700万円増額の38億6100万円を計画している。なお、連結業績予想に変更はない。(H.W)
[ラジオNIKKEI2005年02月01日]