柏崎市大沢の大沢城へ(5月8日)。
築城者は、不明。
築城年は、不明。
「柏崎市資料集 古代中世篇 柏崎の古代中世資料」に掲載されている大沢城を調査してみました。
案内板や標柱は皆無であります。
大沢城は、大沢集落東側の裏山に位置しております。
北側に小規模な堀が確認できました。
城の北側は、墓地となっております。
本丸跡を示す標柱はありませんが、削平地が確認でき、何らかの館が建っていた事を想像させます。
南側はには、大きな堀切が確認できます。
北西側には国道252線と平行して鯖石川が流れています。
この地は、柏崎から十日町市に抜ける地であるので、交通の面でも重要な役割を果たしていたとも考えられます。
以上の点から、単なる狼煙台の役割以上の役割があったと想像できます。
本丸跡は、比較的大きな削平地であったため、ある程度重要な役割を持った城であったと推定できます。
調査したのは、5月8日でしたが、まだ一部に雪が残っておりました。
大沢城北側の掘切
大沢城南端の堀切
大沢城からの眺め
大沢城遠景
「柏崎市資料集 古代中世篇 柏崎の古代中世資料」272項より引用