山中城

静岡県三島市山中城へ(6月5日)。
日本100名城に指定されています。
北条氏康の築城であり、北条氏政の時代に大規模な改修が行われました。


豊臣秀吉の小田原攻めで、約7万人の兵で包囲されます。
一方、山中城に籠る兵は4,000人。
いろいろ仕掛けはしてありましたが、多勢に無勢。半日で落城してしまいます。


見事な障子堀には感動しました。
また、すり鉢曲輪なんてのもあります。
ただ、すり鉢曲輪なんかは防御の効果が果たしてあるんでしょうか。
至る所に、北条軍らしい痕跡が残ってるのですが、北条軍の集大成であるこの城は、ただ単にマニアックというか、芸術性を追求し過ぎているというか…。
「策士策に溺れる」という言葉がありますが、城造りのテクニックに溺れた北条軍の結末が、この山中城に現れてるのではないかと感じました。


見事な障子掘



出丸御馬場堀

すり鉢曲輪

見事な芝生
ここはゴルフ場ではありません(笑)。

ん〜、素晴らしいショートホール。
雪が降ればボードも出来るかも…。
って、ゴルフもボードも厳禁であります(笑)。

三の丸堀

本丸跡

西の丸に残る土塁

障子掘り(工事中)

本丸掘
(一見すると平らなようにも見えますが、ここも障子掘形式であったと思われます。わずかに痕跡が確認できます。)

樹齢600年のカシの木
豊臣秀吉の小田原攻めの時代からこの地を見守っていると思われます)