椎谷陣屋

柏崎市椎谷の椎谷陣屋へ(12月27日)。
今回は、城跡というより厳密には藩跡です。
私が、城巡りしているのと同様に、藩跡巡りとかしてるひともいるんだろうなぁ…。


椎谷陣屋は、江戸時代の椎谷藩の跡地です。
椎谷藩の石高は1万石。
江戸時代、藩の定義として1万石以上の石高が必要とされてましたから、ギリギリ藩として認定されていたわけであります。
つまり大名ってわけです。


椎谷藩は、1698年、堀直宥により創設されました。
当初は上総にも領地があったため椎谷には采地陣屋を置いていましたが、元禄期になって領地が越後に一本化、1715年(正徳5年)に現在の地に陣屋が築かれました。
戊辰戦争では官軍であったため、幕府側の水戸藩脱走軍の攻撃を受け、陣屋の建物のほとんどを消失したという歴史があります。
1871年8月29日には椎谷県が置かれましたが、同年12月31日、柏崎県に統合されました。
また、この陣屋跡には一時裁判所の出張所が置かれていたようです。


現地には、土塁と、神社が残っておりました。
近くの椎谷観音堂には、小学生の頃に遠足で訪れたことがありますが、こちらの陣屋跡は初めて訪れました。
戦国時代や郷土の歴史には関心がありますが、まだまだ知らないことが多いので、今後とも調査して行きたいです。




写真中央の小高い地形が椎谷陣屋跡




椎谷陣屋跡からの眺め