新潟5区

新聞や雑誌の選挙情勢を見ても田中さんは厳しそうですね。
私の独自分析でも、選挙前からかなり厳しいとの感じはしておりました。
越山会の支援者世代は高齢化していますし、田中さんより長島さん支持の人が多いと思いますよ。
田中さんを支持するのは、若者とか市部の人が多いと思います。
長島さんは、旧山古志村の村長さんだった人で、地元では名の知れた方です。
首長さんや、議員さんをはじめ特に農村部では強いと思われます。
前回の総選挙では、民主党に風が吹き新潟県の6つの小選挙区では全て民主党が勝ちました。
それも午後8時と同時に5つの選挙区で民主党候補の当確が出ましたが、この5区だけは当確が出ませんでした。
選挙は、箱を開けてみるまで分かりませんが、激戦になることは確かです。
12月16日は、角栄さんの命日でもあります。
全国的にも注目の選挙区になりそうです。(12月11日)


☆私の分析(得票率)
長島 忠美61 自 前  40%
田中真紀子68 民 前  35%
米山 隆一45 維 新  20%
服部 耕一43 共 新   5%
当選ラインは8万票あたりか。


・真紀子節、にじむ危機感=長島も「角栄流」アピール―新潟5区【12衆院選

新潟県南魚沼市のJR上越新幹線浦佐駅。人影もまばらな出口を通り抜けると、駅前ロータリーの脇に、右手を額のあたりまで掲げた元首相田中角栄(故人)の銅像が威容を誇る。
 衆院選公示日の4日、7選を目指す民主党田中真紀子は父の像の前に立つと、開口一番、地元の道路建設に触れ「6億5000万円の事業費を付けた。公共事業をしっかりやっている。どこかの党でなければやらんなんてことはない」と、独特の「真紀子節」で訴えた。
 中選挙区制時代に新潟3区だったこの地域は、「日本列島改造論」を唱えた元首相が盤石の地盤を誇った。それを継承した田中だが、民主党に追い風が吹いた前回選挙でも、自民党候補に約1万7000票差まで迫られた。
 民主党政権で公共事業削減が一層進んだ結果、「地域経済は細る一方」(地元経営者)で、元首相の後援会「越山会」が築き上げた従来の集票システムは機能不全となりつつある。今回、旧越山会幹部が自民党長島忠美の支援に回ったほか、文部科学相就任後の大学認可をめぐる混乱も尾を引き、田中はかつてない逆風にさらされている。
 危機感を募らせる田中は、前回は蹴った連合の支援を取り付け、事務所開きや第一声には地元連合幹部が姿を見せた。街頭では高齢者らに歩み寄り、「お母ちゃん、寒いでしょう」と両手で頬を包み込むなど、気さくさをアピールするのも忘れない。
 銅像前での演説で、田中は前々日に元首相の墓参をしたと明かし、決意を語った。「苦しいこと、つらいこともあるが、この父のことを思えばまだまだ努力は足りない。『田中真紀子』と投票して間違っていなかったと思われる政治行動をする」
 公共事業に力点を置く姿勢は、長島も同じだ。公示翌日の5日午前、魚沼市山間部の入広瀬地区に入った長島は降り積もる雪の中、「消費税だ、環太平洋連携協定(TPP)だと言っている間に景気が一番冷え込むのは地方。誰かがやらなければこの地域は発展しない」と声を張り上げた。
 旧山古志村村長として経験した新潟県中越地震を踏まえ、防災、減災の必要性を強調し、「批判を覚悟で公共投資で引っ張らないと、民間はついてこられない」と断言。「私も角栄先生を尊敬し、先生の政治活動を見ながら育ってきた」と、田中支持層の切り崩しに狙いを定める。
 「角栄流」を今も追い求める田中と長島。投票日の16日は、くしくも元首相の20回忌に当たる。
新潟5区
 米山 隆一45 医師   維 新 推(み)
 長島 忠美61 国対副委長自 前 推(公)
 服部 耕一43 党県委員 共 新
 田中真紀子68 文部科学相民 前 推(国)
(敬称略)
時事通信 12月11日(火)14時18分配信より引用)