「日中国交正常化 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦」という本を読みました。
日中国交正常化へ向けての様々な困難や、それに立ち向かっていった人々の気概が感じられる1冊です。
中でも田中角栄が、正常化へ対して消極的な気持ちというか、気持ちがぶれていた時期があったと書かれていた点には驚きました。
あの角さんでも心が揺れるものなんだなぁと。
しかし、田中内閣ができて、わずか3ヶ月で日中国交回復を成し遂げるとはさすがです。
角さんは、「内閣が一番力を持っている時は内閣が発足した時だ」と言って、諸問題に精力的に取り組んでいたそうです。
「内閣ができてから100日間はハネムーン期間だから、あまり非難しないで温かく見守っていてほしい」と発言し、何もできなかった菅首相とは格が違いすぎますな。
日中国交正常化 - 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦 (中公新書)
- 作者: 服部龍二
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 新書
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