刈羽貝塚

たまには気分を変えて古代ロマンを(笑)。
新潟県刈羽郡刈羽村刈羽貝塚について(7月19日)。
刈羽貝塚は、新潟県文化財に指定されております。


現地解説版によると明治42年に丘陵にあった神明社を移転する際に発見され、当時は日本海側唯一の貝塚として注目されたとのこと。
その後、昭和2年、昭和27年に大規模な調査が行われ、ヤマトシジミや犬、猪、鯨の骨の一部も出土しました。
また、出土した土器は約5,000年前の縄文時代前期後葉のもので「刈羽式土器」と命名された。


現地は、標柱と解説版が建っており、一部は畑となっておりました。
現在は貝殻などありませんでしたが、太平洋戦争の頃の事を知る人に聞くと戦前は、白い貝殻がゴロゴロしていたとのことです。
おそらく、現地解説版にあった昭和27年の調査の際に、調査隊が博物館に持ち運んだと推測されます。


また、かつて調査員から聞いた話だと当時この地は海水と淡水が交じり合う地であったと推測され、この小高い丘に狩猟民族が住んでいたようです。
ただし、当時の狩猟民族は移動して生活していたため、当時の狩猟民族が今まで現地に住んでいたとは考えられないとのことです。


この貝塚の地を記念してか、少し離れた地に「西谷貝塚の里公園」がございます。
5,000年前という遥か昔の話ですが、現地を歩きながら当時の人達の生活や風景を想像してしまいました。
古代ロマンってやつですな。


また、参考としてこの地から車で10分ほど離れた地に「越後の鍾馗」と言われた斉藤朝信の居城である赤田城がございます。




この小高い丘が刈羽貝塚

刈羽貝塚から1.5kmの地にある西谷貝塚の里公園


貝塚公園だけに遊具には貝殻が…

近くには斉藤朝信の赤田城も

↓参考リンク(赤田城)
赤田城 - 「未来の大富豪」の日記