墨俣城(墨俣一夜城)

岐阜県大垣市墨俣町にある墨俣城(墨俣一夜城)へ(3月21日)。
墨俣城といえば、豊臣秀吉が若かりし頃、一夜にして城を築いたという逸話が残る城ですな。
そんな訳で、ぜひとも訪ねてみたい城でございました。
で、今回も立派な天守閣を見ると狂ったように写真を撮りまくってしまいました(笑)。


さて、簡単に昔話を。
美濃攻略を目論む織田信長は、尾張と美濃の国境を流れる木曽川を越えて何回も出陣しましたが、逆に斉藤龍興に軍勢の反撃を受け、美濃侵攻に手間取っていました。
そこで、墨俣の地に城を築くことを思い立ち、諸将に命じましたが、斉藤軍の反撃にあい、なかなか城を築くことができません。
信長が家臣団に向け「墨俣に城を築くことのできる者はおるか?」
と問いかけますが、手を挙げる者がおりません。
短気な信長は、「どいつもこいつも腰抜けどもが!」
と怒鳴ると、
「それがしにお任せくだされば、3日にて城を築いてみせましょう」
との声が。
それこそ後の豊臣秀吉となる木下藤吉郎でした。
信長は、「ほほう。3日で城ができなければ、その首無いと思え。」と言いました。
秀吉は、木曽川周辺の実力者である蜂須賀小六と協力し、約束どおり3日で城を完成させてしまいました。


このあたりは、当ブログで何回か紹介した「天下を獲った男 豊臣秀吉」というDVDがお勧めです。
柳葉敏郎が秀吉を演じてるのですが、ユーモアもあって面白い。
最も豊臣秀吉のイメージにあった映画だと思います。


ってなわけで、天下人秀吉の出発点の城とも申せましょう。
周りがダメだと思うことを自ら名乗り出る。
そして、不可能を現実としてしまう。
男のロマンってやつですわな。
なかなか出来る事ではありません。
そんな所に多くの人が惹かれるのかもしれませんね。


まぁ、実際は城というより、掘っ立て小屋みたいな建物だったと思いますが、いずれにせよ織田軍が駐留できる拠点的な砦を築いたのでしょう。
現在では、立派な天守閣が築かれており、中は資料館となっております。
立派な天守閣と素晴らしい眺めに感激の連続でした。



↓このアングルが好き






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