58ヶ月目

毎月定例のさわかみファンド積立状況です。
58ヶ月目です。
特段、大きな変動はありません。


先日、保険会社が「個人年金に入らないか?」と勧誘に来ました。
その計算書を見ると、60歳まで30年間加入すると30年で17%ほど利益が出る計算になっていました。
年間だと0.5%程度です。
ん〜、どう考えても魅力的な保険だとは思えません。
現在、安全だと思われている(現実にどうかは分からないが)国債を買ったとしても年間1.3%ほどの金利です。
結局のところ、保険会社だって我々のお金を株や債券で運用するわけです。
そこから、社員の給料や様々なコスト、利益を差し引いて、加入者に分配されるわけです。
それなら、出来るだけ中間搾取を防ぐという観点からも自分で直接株や債券を買えば良いというのが私の考え方です。


それからインフレ懸念というのが一番大きな問題です。
現在、国と地方の債務残高は900兆円ほどもあります。
個人的な考えですが、日本人の金融資産の1,500兆円までは、日本人が国債を購入することでまかなえますから、どうにかなるかもしれません。
しかし、それ以上となると…。
で、今までの歴史を見ると多額の借金をした国は、インフレを起こして借金をチャラにしてきた歴史があります。
100兆円の借金があっても物価が10倍になれば、同じ100兆円でも実質的には10兆円返済すれば良い事になりますからね。


保険外交員にも言ったのですが、個人年金には物価連動がありませんからね。
それでも公的年金には物価スライドありますけど…。
30年後の100万円なんて、今の10万円の価値があるかどうかも分かりません。


勿論、お断りしました。


まぁ、将来どうなるかは誰にも分かりません。
しかし、歴史に学ぶことは出来ます。
どう学びどう行動するかは、その人次第だと思います。