一炊の夢

北陸道の米山SA(下り)で昼食をとりました(11月1日)。
福浦というレストランがあるのですが、そこの「一炊の夢」という御膳です。
これは、上杉謙信をテーマにした御膳です。
店先には看板も出ているのですが、見た瞬間にこれを食べようと思いました(笑)。


上杉謙信の時世の句として
「四十九年 一睡の夢
  一期の栄華 一杯の酒」

という句があります。


この句の「一睡の夢」から「一炊の夢」と名付けたんでしょうな。


ちなみに、もう1つ時世の句がありまして、
「極楽も 地獄も先は 有明
  月の心に 懸かる雲なし」

という句もあります。
ちなみに私は後者の方が好きですなぁ。


それはさて置き、郷土料理らしいものとして「ずいきの吉野煮」がありました。
この、「ずいき」というのは越後人なら一度は食べたことあるでしょうけど、私は苦手です。
大体、酢で味付けするみたいですが、酸っぱいだけで何が美味しいんだか…。
でも、このずいきは吉野煮ということで甘く味付けされており、美味しくいただくことができました。
大きな焼鮭が出るのですが、これをお茶漬けにして食べることもできます。
そういえば、戦国時代の武将は合戦の前にお茶漬けを食べたりしていたようですからね。
いずれにせよ、この一炊の夢は、どれも上杉謙信が食べたと思われる食材ばかりですので、少しでも上杉謙信の気分が味わえるかもしれませんよ(笑)。