安土城

さて、彦根城に引き続き安土城へ。
安土駅で下車すると、信長が直々にお出迎え(笑)。
おぉ、わざわざ出迎えてくれるとはかたじけない。


安土城の築城者は言わずと知れた織田信長
なぜ、この安土の地を選んだか?
説はいろいろあるようだが、その中の1つに「上杉謙信の上洛を防ぐため」というものがあります。
確かに築城開始の1576年、上杉謙信はまだ健在でしたし、京都へ登る途中はこの安土の地を通ると予想されますからな。
結局、1577年に上杉と織田は手取川で戦い上杉軍の勝利。
しかし、信長も強運な男。
翌年、謙坊は酒の飲み過ぎと梅干の食べ過ぎのせいか、脳卒中で倒れ帰らぬ人となります。
いずれにせよ安土城は、信長の天下統一における集大成事業であったと、私は推測いたします。


今年9月12日公開の「火天の城」という映画でも描かれてるでしょうが、これだけの城を造る労力といったら並大抵なことではなかったはず。
特に城主が魔王とも恐れられてた信長ですからな。


さて、駅から城まで歩くとかなりの距離になりそう。
タクシー使うか・・・、と思いきや「レンタサイクル」の文字が!!
自転車か、こりゃいい。
まさに早馬のごときじゃ(笑)。
2時間500円で貸して頂きました。
親切に安土城までの道のりまで教えていただき感謝のことこの上なし。
う〜ん、知らない町並みを自転車で移動するというのも気分の良いものじゃ。


自転車で5分程度で大手門まで到着。
なに、入場料500円だと!
信長め、春日山城は無料じゃぞ。
っても林泉寺は有料じゃがの(笑)。
不運なことに雨がポツポツ当たり始めるわ、遠くでは雷鳴が。


さて、大降りにならぬうちに登城開始するか。
何じゃこの石段の迫力は!!
ん〜、これだけの石段を見るのは初めてです。
やはり本で見るのと実際に見るのでは迫力が違います。
さすが信長。
石段や景色を楽しみながら登ること20分。
本丸跡、そして天主台跡へ。
天主台には、土台となっていたと思われる石が残るのみ。
この上に立派な天守閣がそびえ立っていたことでしょう。
すると大粒の雨が。
くそ、信長め。
わしの登城を歓迎してないのだな。
しかし、不思議なことに下山すると雨も止んだのです。
こりゃ、きっと信長流の歓迎ですな(アホ)。


安土城天守閣が復元されてませんが、石垣と石段の素晴らしさには感動でした。
歴史好き、信長好きの人なら行ってみる価値は大いにあります。
近くに信長の館ってのもありますが、去年訪ねたので今回は省略。


さて、再び自転車で安土駅まで戻り、おばさんに御礼を言って自転車を返却。
いやぁ、本当に助かりました。
信長よ、邪魔したの。
また来るでの。


ってなわけで2日目の行程は終了。
再び電車で宿泊先である京都へ。
歩き過ぎたせいで、体中が痛い。
今日もゆっくりと休むこととしよう。
(7月17日)










火天の城 (文春文庫)

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