器の大きい人

このブログを読んでいる人なら誰でもお分かりですが、私は上杉謙信田中角栄が好きであります。
特に田中角栄が好きです。
同郷であることは言うまでもないですが、器が大きいのが好きです。


次のような話があります。
ハマコーこと浜田幸一が本を出版しました。
その本の中に、「今の日本のためには田中角栄が死ぬことが必要だ。」と書きました。
その出版会に、浜田幸一田中角栄を招待しました。
普通は、招待しないよね。
例え、招待されても行かないでしょ。
それが、ここからが、さすが田中角栄
「死ね」と書いた浜田幸一の出版会に出席し、祝辞を述べます。
「この本には素晴らしいものがある。ただ、一つだけ悪いところがある。それは、今の日本のためには、田中角栄が死ぬことが必要であると書いてあることである。まぁ、よくも書いたなぁと思いますが、この1ページを除けば、まさにここに推奨し、洛陽の紙価を高めるものであります。」とスピーチしました。
私も、ビデオでこのスピーチを見たことがありますが、ほんと涙が出るよね。器が大きくて。
普通なら、本の中で「死ね」なんて書かれたら、招待されたって出席しないし、また、招待する方も器が広いと思う。
私も彼らのように、こういう器の広い人間になりたいと思う。


・洛陽の紙価を高める
《晋の左思が三都賦(さんとのふ)を作った時、これを写す人が多く、洛陽では紙の値が高くなったという、「晋書」文苑伝にある故事から》著書の評判がよくて売れ行きのよいことのたとえ。