先行き不透明なときはドル・コスト平均法に徹すべき

ネットの記事を読んでたら、ドルコスト平均法が非常に効果的であることが書かれていた。
とてもよい記事なので、引用させていただきました。
投資をしてる人なら、ドルコスト平均方が良いことは分かっている人は多い。
多いのだか、なかなか実践は難しいのである。
時間はかかるが、今後とも積立を続けて行きたい。


・先行き不透明なときはドル・コスト平均法に徹すべき=米モーニングスター
2009年 4月20日(月) 17時26分


 過去2年間の非常にボラティリティが高い株式相場を経験した投資家は、いまだにその衝撃が頭から離れないようだ。3月初めの安値から株価が大きくリバウンドしたにもかかわらず、相場が本当に底打ちしたのかについて不透明な部分が多いこともあって、リスクの低い国債や現金に資金を移して嵐が過ぎ去るのを待とうとしている投資家がまだ多く存在する。


 今後も投資を続けるべきか、または今から投資を再開すべきかと悩んでいる双方の投資家はドル・コスト平均法(定額購入法)の有効性を知ることで心を落ち着かせられるだろう。ドル・コスト平均法は定期的に決まった額の資金を投じるシンプルな投資手法だ。一定額で定期的に買うため、投資家が相場に参加することを恐れる株価の下落局面では割安な価格で株式を購入できる。一方、高値つかみさせられる可能性が高い相場の上昇局面でも投じる資金の額は変わらないため、割高な価格で株式を買うことを最小限に抑えられる。


 ドル・コスト平均法の背景にあるのは、投資家は相場の上げ下げの時期を正確に予想することは難しいという考え方だ。株式の売り買いのタイミングを見計らって利益を上げようとすれば、結局はせっかくのもうけを失う結果になるだろう。ドル・コスト平均法に従った方が高いリターンを達成できるという多くの調査結果が出ている。


 S&P(スタンダード&プアーズ)500指数を対象にしたフィデリティの最新調査によると、2000年1月から2004年1月までの相場の下落局面から上昇局面において最もパフォーマンスが良かった投資戦略は、新規資金(毎月500ドル)を同指数で構成される株式ポートフォリオに投資するドル・コスト平均法に従ったものだった。バブルの絶頂期だった2000年4月に新規資金の投資先を株式から現金に切り替えた戦略や、株価がピークから20%下落した時点で新規資金の投じる先を現金にシフトした戦略に比べても、ドル・コスト平均法のパフォーマンスは良好だった。


 ドル・コスト平均法を行うにはいくつかの方法がある。401k(確定拠出年金)などの退職年金プランの大半は一定額の資金をあらかじめ指定された投資ファンドに回すドル・コスト平均法を採用している。ただ、相場が軟調になったときに投資比率を引き下げるなど、マーケットの状況の変化に合わせて変更を行うとドル・コスト平均法のメリットが薄れるか、あるいは失われる可能性があるため、注意が必要だ。
 (7日付コラムを抄訳)


[ 株式新聞速報ニュース/KABDAS−EXPRESS ]
提供:モーニングスター