七尾城

手取川の戦いに続いて、七尾城へ。
七尾城は、畠山氏の居城で信長の野望には、畠山義綱が登場します。
この畠山義綱ってのが、弱小大名でしてねぇ(笑)。
実は私たち、車中でバカにしておりました。
畠山って、凄く弱いのに記念館って何が展示されているのだろうかって。
しかし、能登半島の人達が信長の野望をする時には畠山義綱を選択するのでしょうかなぁ。
ちなみに、信長の野望には七尾城も登場するのですが、こちらは強固な城です。
篭城され、鉄砲を多数保有されれば攻略するのに手間取るでしょう。
日本五大山城の一つに数えられており、国指定史跡でもあります。

史実では、1577年に上杉謙信に攻略され、落城しております。
こちらも431年ぶりに上謙が攻め込むわけですな。
だから、変な発言はやめなさいっての(笑)。


さてさて、登城口には七尾城資料館・懐古館があり立ち寄りました。
資料館には、武具や発掘された土器、畠山氏の肖像画がございました。
ビデオ映像は故障中とのこと(笑)。
まぁ、田舎の民族資料館って感じでしたな。
1日に何人が訪れるのだろうって感じ。
でも、全国から来る人がいるようで、やはり物好きはいるものですな(笑)。


懐古館は、約190年前に地元の豪族により建てられた建物で、当時の面影が感じられます。印象的だったのは、ここの管理人の方が館内を案内してくれたのですが、詩吟を詠ってくれたことです。上杉謙信が七尾城を攻めた際に詠んだ漢詩「九月十三夜陣中作」を詠ってくれました。難しいことは分かりませんけど、上手くて当時の光景を想像できました。これが凄く印象に残って、車の中で何回も真似してました(笑)。幼稚な2人。ちなみにこの歌は上杉謙信が詠ったというのはウソらしいとのこと。あと、歌の中に「越山」というのが出てくるのですが、田中角栄越山会ってのは、これが由来だというのは私のミニ知識。丁寧に説明してくださってありがとうございました。


その説明が終わると、いよいよ登城。管理人の方は、30分位で頂上まで着くと言っておりましたが、50分くらいかかりました。途中道に迷ったり、大雨で道が悪かったからだと思いますが、2人で「これはきっと畠山軍の越後勢に対する怨念ですな」と、また訳が分からない会話をしておりました。頂上付近の石垣は当時の面影を残しており、強固な城であった事を想像させます。頂上からの眺めは、素晴らしいです。上杉謙信が感動するわけです(笑)。
下山する時に分かったのですが、山頂付近の駐車場まで車で行けたのです。しかし、資料館から歩いたので時間がかかりました。ただ、やっぱり城はこうやって実際に歩いて登ってみないとね。
七尾城、とても印象に残る名城でありました。